ブルート・スプライサー

2010.03.11

BioShock 2の予告情報などをご覧になったなら、ブルート・スプライサーについても読んだことがあるかと思います。彼らはプレイヤーがラプチャーで新たに出会う非常に手ごわい敵です。本日は2K Marinシニアデザイナーのケント・ハドソンと共にブルート・スプライサーの詳細に迫ります。

厳密にブルート・スプライサーとは何ですか?

ブルート・スプライサーは、ラプチャーの生態環境が1作目から10年間の間にどれほど変化したかを示す全く新しいBioShock 2の敵です。彼は実際にはBioShock 1のタイムフレームから存在するスプライサーで、崩壊が続くラプチャーの中でADAM結合を繰り返しました。そして、弱いスプライサーから略奪することによって生き残り、驚くほどのフィジカルパワーを持つハルクブルートへと姿を変えました。私たちは、彼がスプライサーの食物連鎖のトップにあり、ヒューマンスプライサーとよりパワフルなビッグダディビッグシスターとの間の橋渡しでもあると考えています。

どのようにして彼を思いついたのでしょうか?まずは想像からですか?それともビッグダディと戦う、より大きく邪悪なスプライサーの必要性からですか?

両方とも少しずつあります。先に述べたように、ブルートの始まりの一端は10年間ADAMを摂取し続けたスプライサーに何が起こったか?という単純な問いです。私たちはプレイヤーがビッグダディになるということを知っていましたので、この世界の脅威と危険を増す必要がありました。ブルートはシンプルに、私たちが必要としている大きく怖い男というアイデアと共にスタートしました。そして、彼のゲームプレイの多くは出来るだけその目標を達成しようとする中から生まれました。また、BioShock 1よりも一層フィジカルに世界と関わるAIを作りたかったので、ブルートはそのアイデアを発展させる大変素晴らしい機会を与えてくれました。

レギュラーサイズのスプライサーと比較して、動きやアニメーションで異なるものは何ですか?

おそらく最もクールでユニークなのは、環境下でモノを拾ってプレイヤーに投げつけるという能力です。最初は魔法のように地面からオブジェクトを取り出していました。しかしそれは十分ではないと思い、バトルの中実際にそこにあるゲーム内オブジェクトを拾って投げられるよう開発に時間をかけました。それはすぐに脅威を感じさせますが、プレイヤー自身のフィジカルパワーにも作用します。名前をテレキネシス・プラスミドと言い、プレイヤーがブルートに対してオブジェクトを投げつけても、ブルートはそれを拾って投げ返すことができます。逆にプレイヤーはブルートが投げたオブジェクトをキャッチしテレキネシスで投げ返すことが可能です。また、ブルートは残忍なクローズアップ攻撃のために近寄ってきてオブジェクトでプレイヤーを叩いても来ます。これらの能力によりブルートがプレイヤーと同じくらいこの世界につながっていること、深く環境に作用していることを感じさせます。それはまたクールで、武器ベースのスプライサーと本当に異なることを感じさせます。

それに加え、ブルートはバルコニーなどからジャンプすることもできるので、パワフルで容赦ない敵であると言えます。本当に彼がハイプレッシャーをかけてくる並はずれた敵に感じてほしかったので、常にアグレッシブに動き、常にあなたに迫ってくることが重要でした。キャッシュレジスターやイスを投げていない場合、彼は近接攻撃を仕掛けるためにあなたへ向かって突進しているか、あなたをどこまでも追い掛け回していることでしょう。

更に彼はパワフルな近接攻撃を終えると、チャージアタックをすることもできますので、本当に油断大敵です。ブルートを相手にしている時は環境にも注意しなくてはなりません。チャージアタックが迫ってきたら、インパクトをそらすためにタイミングを計って武器を使うことができます。それも面白いチャレンジになると思います。

要約すると、ブルートの機動性、荒々しい力強さ、フィジカルベースの攻撃が彼を実にユニークにしていると思います。また、従来のスプライサーと一緒に相手するとなったら、大変でしょうね。

クールなこと以外で彼の見た目に何か裏話はありますか?

ブルートのオリジナルコンセプトは最終的にゲームに収録したバージョンよりも実は更に動物的であまり人間的ではありませんでした。身体的な威圧感や恐ろしさを備えることも重要でしたが、リアリティのある物語を語るのにある程度の人間性も必要だったため、怪物的だった最初の案から遠ざかりました。彼はあくまでもBioShock 1時代からのスプライサーですから、海底から飛び出してきたモンスターの類ではなく、激烈なスプライシングを通してハルクとなった普通の人物のように見えるようにしたかったのです。最終形にいたるまで繰り返し修正を加えました。そして、グロテスクでありながら痛ましいほど彼を人間的に見せているのはその声だったりします。10年のADAM接種によって思考は重度に歪められているとはいえ、彼はまだ話し、考えることができます。

ラプチャーの道中おおよそ何体のブルート・スプライサーと遭遇しますか?彼らはレギュラースプライサーとつるんでいるのでしょうか?

ゲームの後半に入ると出会う確率は高くなります。進むにつれプレイヤーは力を増しますので、ブルートは難易度や脅威を上げるために増えます。ブルートはBioShock 2で加えた、リトルシスター・アドプション・システムの重要なパートを担っていますので、あなたが何体のブルートと出会うかについては正確に答えることは難しいです。プレイヤーはリトルシスターを保護するとADAMを集めるためにラプチャーを探し回ります。そして、スプライサーはそのにおいに気付いてリトルシスターを奪いにやってきます。ブルートはスプライサーの食物連鎖のトップに君臨していますから、こういったシチュエーションではたくさん出会うことになるでしょう。

それはさておき、ブルートはラプチャーで日々活動していますので、あなたが街を探索すれば当然遭遇することになりますが、ブルートは通常レギュラースプライサーと同じエリアにいます。しかしながらレギュラースプライサーはよりパワフルな同胞に従い、安全な距離を取ろうとするので、ブルートは一人でいることが多いでしょう。また、ブルートはビッグダディとほぼ同等の力を持っていますが、ニュートラルな市民ではありません。彼らはあなたを見つけるやいなや攻撃してきますので、警戒を怠らず、ブルートと戦う前に攻撃プランを練るのがベストです。

記事元:The Cult of Rapture - THE BRUTE SPLICER

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