メダルオブオナー マルチプレイベータインプレッション

Reviewed by XNEWS on 2010.09.01

画像  エレクトロニックアーツが10月14日に発売する(注記:10月21日変更されました)『メダルオブオナー(MOH)』のマルチプレイベータをプレイする機会がありました。
 『メダルオブオナー』はミリタリーFPS『メダルオブオナー』シリーズの最新作です。これまで『メダルオブオナー』シリーズは第2次世界大戦を題材にしてきましたが、11年のシリーズで初めて現代戦へ移行しています。

 911事件後のアフガニスタンを舞台に、国家指揮最高部の指揮の下に任務を遂行するエリート兵Tier 1 オペレーターの活躍が描かれています。
 マルチプレイでは最大12対12でのオンライン対戦が可能で、キャンペーンを踏襲してアメリカ軍とアフガンゲリラの陣営に分かれて戦います。

 マルチプレイを一言で表せば「バトルフィールド:バッドカンパニー meets コールオブデューティモダンウォーフェア」です。
 それもそのはずで、キャンペーンの開発はEA LAスタジオですがマルチプレイは『バトルフィールド』シリーズを手がけてきたEA DICEが担当しています。


 関連ページ:『メダルオブオナー』公式サイト

ルールはバッドカンパニー、システムはモダンウォーフェア

画像  製品版でどれくらいのゲームモードがあるのかは不明ですが、ベータでは「チームデスマッチ」と「コンバットミッション」モードがプレイできました。
 「コンバットミッション」モードは『バトルフィールド:バッドカンパニー』シリーズ(BFBC)のRushモードとほぼ同一で、アメリカ軍が攻撃側、アフガンゲリラが防御側となって拠点を巡って戦闘を繰り広げます。
 米軍は拠点を爆破 / 占拠すると前線を押し上げて次の拠点が出現、最終拠点を破壊すると勝利です。ゲリラ側は拠点を守りきって米軍を一定数消耗させると勝利です。
 「チームデスマッチ」については説明は必要ないでしょう。
 マップは「コンバットミッション」モードがアフガニスタンの荒野を舞台にしたHelmand Valley、「チームデスマッチ」が首都カーブルを舞台にした市街戦のKabul City Ruinsがプレイできました。

 クラスはAssault(突撃兵)、Special Ops(特殊部隊)、Sniper(狙撃兵)の3種類で、初期状態ではAssaultはアサルトライフルとグレネードランチャー、Special Opsはサブマシンガンとロケットランチャー、SniperはスナイパーライフルとC4爆弾を装備しています。
 ゲーム内で敵を倒す、拠点を破壊・防衛するなど活躍するとポイントが加算され、一定数に到達すると新しい武器やパーツが解除されていきます。
 Assaultであれば軽機関銃(LMG)やレッドドットの照準、追加マガジンなど、Special Opsであればショットガンや追加マガジン、Sniperはボルトアクションのより高精度なライフルなどが解除されます。

画像  武器はM-16やAK-47など、もちろん実在のものが登場します。
 また「コンバットミッション」モードでは攻撃側が乗り物としてブラッドレー歩兵戦闘車を使用できます。
 BFBCは乗り物がかなり強力でいかに活用できるかが勝利のポイントでしたが、少なくともベータではそこまでの威力は発揮していませんでした。
 マップの地形に凹凸があったり障害物があって移動できるルートが決まっていますし、最後の防衛拠点はちょっとした市街地になっていて乗り入れることができません。またアフガンゲリラ側のSpecial OpsはRPGを装備していて、あっさり撃破されてしまいます。
 とはいえ放置していれば脅威ですし、歩兵と一体になって進行すれば撃破されるまでの一時的とはいえ火力が大幅に向上するので、やはり乗り物の活用が重要なのは変わりありません。

 マルチプレイのルールはBFBC風ですが、ゲームシステムは『コールオブデューティモダンウォーフェア』シリーズ(CoD MW)風です。
 BFBCではキャラクターの動きは良くも悪くももっさりというかドタドタ動くイメージですが、むしろCoD MWに近い感じでどちらかというとスポーツ系でしょうか。

 ヘルスゲージは表示されず、ダメージを受けると画面が赤くなるという昨今のFPS / TPSのトレンドが踏襲されています。殺傷力の高い現代兵器を使った戦闘で何度でも復活できることもあり、キャラクターはあっさりと死にます。
 復活地点は拠点、もしくは「コンバットミッション」モードの攻撃側の場合は最前線を選べます。そのため最前線に兵士が残っていれば粘り強く攻撃できるのですが、一方で生まれたとほぼ同時に死んでしまうこと(リスポーンキル)もあります。
 CoD MWのようなキルカメラはないので、何が起きているのかわからないうちに死んでしまってフラストレーションがたまる場面もありますが、復活前の画面では復活先になる味方の様子を確認できるのでタイミングよく復活するテクニック次第でしょう。むしろキルカメラでスナイパーや敵の裏手にいるキャラクターの位置がばれてしまわないことで面白みが増しています。
 ミニマップ上に味方の位置が表示されていますし、敵も発砲すれば表示されるので、どこで戦闘が起きているのかわかりやすくなっています。

画像  CoD MW風といえばMOHでも連続キルによるkillstreakが用意されています。たとえば敵の位置がレーダーマップに表示されるUAV、プレイヤーが指定した地点への迫撃砲や精密爆撃などです。
 ベータでは特に説明画面がないのと連続キルを続けないとより強力な支援が受けられないので、具体的に何種類ぐらいのkillstreakがあるのかは確認できませんでした。ただプレイした範囲内ではほかのプレイヤーのkillstreakも含め、CoD MWのハリアーやAC-130のような長時間にわたって相手を攻撃する支援には遭遇しませんでした。

長期間プレイできそうなマルチプレイ

画像  マルチプレイで求められるのは長期にわたってプレイできるのかという点です。  海外ではMajor Nelsonがブログ上で毎週のユニークユーザー数ランキングを公表していますが、上位を占めているのは『Halo 3』や『コールオブデューティ』シリーズ、『バトルフィールドバッドカンパニー2』などのマルチプレイで、実際私自身もいまでも『バトルフィールドバッドカンパニー2』をプレイしています。
 一方でキャンペーンが高く評価されている人気タイトルであっても、マルチプレイはマッチメイキングでプレイするまでに一苦労するような過疎っている作品も数多くあります。

 長期にわたってプレイできるのかという要素としては、ゲームバランスやマップデザイン、ゲームモードなどさまざまなものがあります。
 あくまでベータをプレイした範囲ではありますが、『メダルオブオナー』も長期間プレイできそうな要素を十二分に備えていると感じました。
 FPS / TPSが好きな人の中にはキャンペーンモードをまったくプレイせずにマルチプレイ専門でプレイする人もいますし、そうでなくてもマルチプレイは何百時間でも遊べるのでコストパフォーマンスも高くなります。
 『メダルオブオナー』はその点で期待できるタイトルといえます。

 追記:コメント欄で要望をいただいたので接続状態について追記しておきます。

接続はいつものEAサーバー
 MOHはEAタイトルなのでホストはEAが運営するサーバー上にあり、すべてのプレイヤーがEAサーバーに接続することになります。
 CoDMWなど通常のマルチプレイではプレイヤーの誰かがホストとなって、ほかのプレイヤーはそのホストプレイヤーに接続することになるため、日本からプレイしている場合、ホストが日本在住の人ならば良好な接続状態、北米やヨーロッパ在住の人ならばプレイできないほどのラグに見舞われることになります。
 一方でEAサーバーはアメリカにあるため、つねにそこそこ~ややラグのある状態でのプレイです。この点はBFBCシリーズに準ずるということでしょう。

 ただ、ベータ中はラグを感じることはほとんどなく、命中しているのに当たっていない、キャラクターがワープするといった局面はありませんでした。
 とはいえ日本の夜~深夜の時間帯にプレイしていたこともあって全プレイヤー数がいつも500人程度で、単純に同時接続者数が少なくてサーバーの負荷がかかっていなかったということも考えられます。


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